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カナダにほんわか老犬ホームを❣
この夏、カナダから大切な友人が私の家を訪ねてくれました。彼女は、私が語学学校に通っていた頃、最初に担当してくれた先生。教師としても女性としても憧れの存在で、「もっと英語が話せたら、友達になれるのにな…」と密かに思っていた人です。 そんな彼女と、まさか本当に友達になれるなんて思ってもいませんでした。バンクーバーの街で偶然会うことが何度かあり、そして帰国直前には動物保護施設でまさかの再会。お互いびっくりして、そのままお茶をし、連絡先を交換しました。 そして今回、彼女にとって初めての日本旅行で、長野県安曇野市の私の家に数日滞在してくれることに。私の仕事場である老犬ホームも見学してもらいました。 そこで彼女は「ショッキングな光景だった」と私に言いました。カナダでは“老犬介護”という概念がほとんどなく、犬として生活できなくなったら“その時が来た”と判断して獣医で眠らせるのが一般的なのだそうです。 私は耳を疑いました。そして、自分の価値観が大きく揺らぎました。 確かに、寝たきりの生活、食べて寝るだけの毎日。走ったり遊んだり、お散歩してクンクンしたり…そんな「

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
12月7日読了時間: 3分


相次ぐお別れ・・・
再オープンして間もなくお預かりしていた、認知症を患う3匹の柴犬さんたち。そのうち2匹──茶色い柴犬さん(17歳のお誕生日を迎えたばかり)と、黒柴のレイクさん(17歳)が、相次いで虹の橋を渡っていきました。 茶色い柴犬さんは内臓の病気が疑われ、食欲がみるみる落ちてしまい、お家に戻って4日目に静かに旅立ったそうです。 レイクさんも同じく食欲がなくなり、あれほど元気に鳴いていた声も次第に弱まりました。それでも、お家に戻ってから1か月、頑張って過ごしてくれました。 約5か月のお世話の間には、猛暑の夏をなんとか乗り越え、車いすでランを歩いたり、日向ぼっこをして気持ちよさそうにしていた姿が思い出されます。スタッフやボランティアさんにもたくさん可愛がっていただき、本当に温かい時間を過ごしました。 同じように認知症を患う柴犬さんを5匹同時にお世話していた頃は、正直へとへとで大変でした。でも今は、スモモさん(17歳)だけに。ふとした瞬間、寂しさが押し寄せ、心にぽっかり穴が空いたように感じます。少し前に、親しい秋田犬のお友達が旅立ったばかりということもあり、

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
11月25日読了時間: 2分


涙のお別れ・・・
ダルメシアンのサ二ーさん2歳。 3週間近いお預かり。こんなに長く離れたことがないと、飼い主さまはとても心配されていました。「少し分離不安気味で」「気に入らないワンちゃんには強めに出ることも」「人に対しても吠えるようになって」など気にされて・・・。本当か嘘か、ダルメシアンはお世話が難しい犬種ということも聞いたことがあったので、私もかなり覚悟をしていました。 お別れの時には、涙、涙の飼い主様。お互い分離不安症なんです・・・と泣き笑いしながら言っていた姿が印象的でした。 実際の様子はというと・・とても賢く聞き分けのいいワンちゃん!甘えん坊で、人に吠えた時、「No!」と強めに言うと、しゅんっとする姿も可愛らしい。ボール遊びも大好きで、お散歩も上手。なんといっても一人でお部屋で落ち着いてもいられるのは素晴らしい。「何にも心配することないですよ!」と、早速飼い主さまに連絡しました。(^_-)-☆

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
11月24日読了時間: 1分


ラッキーさんから教えてもらったこと
ダックスフンドのラッキーさん、16歳。 今回は短期のお預かりでのご利用です。視力はほとんどなく、お薬も3種類服用中。自力で歩くことはできるものの、倒れてしまうと自分では起き上がれず、助けを求めるように鳴くことがあります。 初めての環境ということもあり、ラッキーさんは少しパニック気味。慌てて歩き回ってはつまずいて倒れ、大きな声で鳴いてしまう…。ご飯もお水も口にせず、戸惑いと不安でいっぱいの様子でした。 「さて、どうしたものか…」飼い主さまとLINEで状況を共有しながら、今回は見学だけでなく、事前に何度か“時間預かり”を経験させておくべきだった──とお互いに反省。 まずは、ラッキーさんの心を落ち着かせることが最優先。そこで、ランではなく、暖かいお部屋の中で広めの丸いサークルに替えて、安心して歩き回れるよう環境を整えました。 しばらく様子を見守っていると、ラッキーさんは徐々に落ち着きを取り戻し、ようやくご飯もお水も口にしてくれました。その姿に、胸の奥がふっと軽くなるような安心感が広がります。 今回のお預かりでも、私にとって大切な学びがありました。シニア

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
11月21日読了時間: 2分


飼い主さまの罪悪感・・・
グラさんの一日と、私たちの新しい気づき 15歳のグラさんは、認知症があり、後ろ足も弱くなってきています。転んでしまうと自分では起き上がれず、足をバタバタさせてしまうこともあります。 昼間の暖かい時間は、ランでは転ぶことなく、ゆっくりと歩いてくれていました。でも、お部屋に戻ると、滑り止めマットを敷いていても上手く歩けず、倒れてしまうことがあり、そのままもがいてマットの下に潜り込んでしまうことも。その時に前足の肉球を擦り、血がにじんでしまいました。 当施設では、夜間のお世話がどうしてもできません。一方で、飼い主さまはグラさんから片時も目を離さず、倒れたら起こし、鳴けば寄り添い、ご飯も食べはじめるまで10分近く待ち続けてこられたそうです。 今回は、お仕事の都合で「どうしてもずっと見ていられない」とご利用いただきましたが、途中で様子をご報告するうちに、「ご飯を食べない」「夜中にバタついて足が擦れてしまった」などの状況を心配され、予定より早くお迎えに来られました。 お越しになった際、飼い主さまは「自分でお世話できないことに罪悪感がある」とお話ししてください

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
11月20日読了時間: 2分


箱入り娘のももちゃん
柴犬ももちゃん7歳は、飼い主さまとほとんど離れたことがない、とても甘えん坊で繊細な女の子。 数年前に他のドッグホテルを利用した際は、ストレスから体調を崩し、下痢や血便が出てしまったほどだそうです。 そんな経験があったため、今回のお預かりは飼い主さまもとても心配されていました。 少しでもももちゃんの負担が軽くなるように、事前にランで遊びに来てもらったり、短時間のお預かりをして慣らしていきました。 そのたびに、ももちゃんは私のあとをついてきていました🥹 そしていよいよ、今回の2泊3日のお預かりがスタート。 お散歩はみんなと一緒に元気に歩けましたし、初日の朝ご飯は食べられなかったものの、夜ご飯はしっかり完食✨ 「この調子なら大丈夫かな」と思っていたのですが…2泊目にお腹を壊してしまいました💦 お部屋で過ごす時間を短くしたり、一緒にいる時間を増やしたり、スキンシップをたくさん取るように工夫しましたが、やっぱりとても繊細なももちゃん。 もうすぐ大好きな飼い主さまがお迎えに来ます。 その瞬間の、ももちゃんのうれしそうな笑顔が目に浮かびます☺️🩷

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
11月9日読了時間: 1分


川上犬 桜さん 10歳
飼い主さまのお仕事のご都合で、桜さんを1〜2年ほどお預かりすることになりました。桜さんはとても繊細で、そして警戒心の強い女の子。しっぽが上がっている姿を見ることのほうが、むしろ珍しいくらいです。 これまでに3回、短期でお預かりしたことがありましたが、その時もなかなか心の扉を開いてくれませんでした。それでも、ドッグランで他のわんこたちと遊ぶうちに、少しずつ少しずつ変化が…。気づけば私のそばに来ていたり、私の姿を見つけるとお部屋から出てきてくれるようになっていたのです。 だからこそ、今回の長期お預かりは、桜さんにとってどれほど心細いことかと思うと胸が痛みました。大好きな飼い主さまと長い間離れて暮らすなんて、想像するだけで涙が出そう… チェックインの日、桜さんはずっと飼い主さまの車を目で追い、去っていく方向を見つめ続けていました。その小さな背中に、「もう会えないの?」という悲しみがにじんでいて、見ているこちらも本当につらかったです。 それでも――「今日からここが自分の場所。飼い主さまはまた迎えに来てくれる」そう思えたのか、桜さんの表情に少し落ち着き

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
11月7日読了時間: 2分


ダックスフント ハコさん、16歳
🐶ハコさん、少しずつ元気を取り戻して 肝機能などの不調で入院していたハコさん。お家に戻ってきた時は、体がすっかり痩せてしまい、ご飯もほとんど食べず、ぐったりとしていたそうです。それでも、大好きなパパとママ、そしていつものお家で過ごすうちに、少しずつ元気を取り戻してきました✨ 共働きの飼い主さまは、昼間ひとりでお留守番になるハコさんを心配して、今回、1ヶ月のお預かりを決断されました。大切に想われているのが伝わってきます。 そんなハコさん、実は甘いものが大好き。かぼちゃやカステラが大好物なんです🍰🎃甘いもの好きなんて……私と気が合いそうだな(笑)

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
10月31日読了時間: 1分


キリっとイケメン玉太郎さん3歳
ジャックラッセルテリアの玉太郎さんは、飼い主さまが上高地観光の間の一時預かり。 目力がありかっこいいお顔で見つめられるとドキッとする・・・な~んて・・・安曇野の風や匂いを存分に堪能してもらえたかな・・・

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
10月31日読了時間: 1分


14歳 モモさん お久しぶり
2年前に10日ほどお預かりしたモモさん。今回も、9泊のお泊まりでまた会うことができました。元気な姿を見られて、本当にうれしいです✨ 思い返せば2年前――。私が不在の間にお手伝いさんが、うっかりリードをつけ忘れたままランへ出してしまったことがありました。モモさんはというと、自由を満喫してなかなかお部屋に戻ってくれず…(笑)しかもその日はあいにくの雨☔1時間近く、雨の中で「お部屋に入って〜」と格闘したそうです。しまいには、近くの交番にまでお手伝いを要請するというハプニング!今となっては笑い話ですが、当時は本当に大変だったようです。 そんなモモさん、今でもランに出ると元気いっぱいにテクテク歩き続けます🐾人見知りさんなのに、初めて会ったときから私には不思議と心を開いてくれて、「モモちゃ〜ん」と呼ぶと素直にお部屋へ戻ってくれるんです。 やっぱりかわいいモモさん💓 いつまでも元気にいてほしいな~

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
10月29日読了時間: 1分


レイクさん ありがとう お家に・・・
5月から5ヵ月間お預かりしていた黒柴のレイクさん(17歳)。高崎市から、飼い主さまは毎月面会に足を運んでくださいました。 「最後は、自宅で看取りたいんです」そうお話しされていた飼い主さまの言葉が、今も心に残っています。 入所当初のレイクさんは、車いすを使って押しながら歩く姿がありましたが、すぐに寝たきりの状態になり、ご飯やお水を自力で口にすることが難しくなっていきました。与えられたご飯を飲み込み、寝返りをうたされ、オムツを替え…そんな日々が何か月も続きました。 それでも、ランに出て自然の風にふれる時間は、いつも気持ちよさそうで。目を細めるように風を感じていた姿は、本当に穏やかでした。 数日前からは飲み込みが悪くなり、あんなに元気だった鳴き声も少しずつ弱くなっていきました。身体が力を失い、眠る時間が増えていく中で——飼い主さまへご連絡すると、すぐにお迎えに来てくださいました。 「おうちに帰れるよ、レイクさん。」 よかったね。大好きな飼い主さまのもとで、安心してゆっくり過ごしてね。 たくさんの優しさと時間をありがとう。

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
10月26日読了時間: 1分


柴犬 がくさん 16歳
きれいな白い柴犬さん。上田市より短期預かりのご利用。認知症でお世話が大変だとおっしゃっていた飼い主さま。それでも、恩返しのつもりで頑張っていらっしゃるという。でも、だんだんと心身ともに疲れてきてしまい、いろいろなお世話の方法を増やしていかなくてはいけないと、その一つとして、施設をご利用いただきました。お迎えの時、飼い主さまが、がくさんの頭にキスをしながら「ごめんな、ごめんな」と何度もおっしゃっていたのが印象的でした・・・幸せ者のがくさん・・・

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
10月26日読了時間: 1分


🐶ポメラニアンのリコさん(14歳)&ココさん(10歳)
同じご家庭からの短期お預かりです。実は3年前にも一度ご利用いただいたことがあるワンちゃんたちなんです。とても警戒心が強く、なかなか心を開いてくれません(>_<) お部屋に入るのも出るのも、自分からはしないタイプ…。だから、軽いリードをつけて、引っ張り出すしかないのです...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
10月6日読了時間: 1分


阿修羅、ありがとう。
茶々と寧々と初、そして私の大切な友達が虹の橋を渡りました。虎毛の秋田犬・阿修羅、9歳。あっという間のことでした。 リンパか消化器系の腫瘍か…赤血球が普通の犬の4分の1しかなく、貧血状態となり、食べられなくなり、立てなくなり、わずか1か月足らずでお空へと旅立ってしまいました。...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
10月1日読了時間: 3分


食べられないように・・・(笑)
チワワとプードルのミックス犬、てんさん(2歳)。1ヶ月のお預かりです。 てんさんはとっても小さくて、人なつっこい反面、ちょっぴりこわがりさん。これまでお外やドッグラン、ほかのワンちゃんと触れ合う機会があまりなかったようで、今回は社会勉強も兼ねてのお預かりとなりました。...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
9月29日読了時間: 1分


来年も元気に会えるといいな・・・
神奈川県から毎年ご利用いただいているチワワとポメラニアンのミックス犬ナナさん。今年で12歳になりました。 カナダから帰国するのを待って、2年ぶりにまた、来てくださいました。小さな体にふわふわの毛、そして相変わらずの愛らしさ…久しぶりに会えた瞬間、胸がじんわり温かくなりました...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
9月27日読了時間: 1分


🐾 柴犬まつり!?🐾最近のお預かり
最近はなんと 柴犬さんだけで8匹! まるで「柴犬パラダイス」状態が続いていましたが、今日は少しだけ減って7匹。 そして今回の新顔は、 黒柴のクロベエさん(12歳) 。12歳とは思えないほど元気いっぱいで、声も大きく迫力満点!...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
9月23日読了時間: 1分


海外赴任で1年間のお預かり
柴犬6歳のシバちゃん シバちゃん(6歳)は、飼い主さまの海外赴任に伴い、1年間のお預かりとなりました。 実は、数か月前からご予約いただいていたのですが、赴任の予定変更やご家族の事情などで、何度かキャンセルに。そしてようやく、この日を迎えることになったのです。...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
9月10日読了時間: 1分


犬との幸せと、その先にある現実
先日、95歳のおじいさんから17歳の柴犬さんをお預かりしました。初めて来たときは、おむつかぶれがひどく、尿道の汚れもあり、体はつらい状態…。何度も病院へ通い、ケアを続けた結果、かぶれはほとんど治り、自分で少し歩けるまでに回復しました。その姿を見たとき、この仕事の意義を強く感...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
9月7日読了時間: 2分


はじめてのお預かりは学びの連続
12歳のポメさん、ボンさん(黒)とハピさん(茶) 初めてのお預かりのワンちゃんには、いつも以上に気を遣います。どうすれば安心できるのか、どうすれば居心地よく過ごせるのか…。 ボンくんは、お部屋に入ってもランに出ても、ずっと鳴き続けていました。一方のハピくんは、広いドッグラン...

”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
9月6日読了時間: 2分
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