川上犬 桜さん 10歳
- ”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々

- 11月7日
- 読了時間: 2分
飼い主さまのお仕事のご都合で、桜さんを1〜2年ほどお預かりすることになりました。桜さんはとても繊細で、そして警戒心の強い女の子。しっぽが上がっている姿を見ることのほうが、むしろ珍しいくらいです。
これまでに3回、短期でお預かりしたことがありましたが、その時もなかなか心の扉を開いてくれませんでした。それでも、ドッグランで他のわんこたちと遊ぶうちに、少しずつ少しずつ変化が…。気づけば私のそばに来ていたり、私の姿を見つけるとお部屋から出てきてくれるようになっていたのです。
だからこそ、今回の長期お預かりは、桜さんにとってどれほど心細いことかと思うと胸が痛みました。大好きな飼い主さまと長い間離れて暮らすなんて、想像するだけで涙が出そう…
チェックインの日、桜さんはずっと飼い主さまの車を目で追い、去っていく方向を見つめ続けていました。その小さな背中に、「もう会えないの?」という悲しみがにじんでいて、見ているこちらも本当につらかったです。
それでも――「今日からここが自分の場所。飼い主さまはまた迎えに来てくれる」そう思えたのか、桜さんの表情に少し落ち着きが見えて、私はホッとしました。
他のわんちゃんとも穏やかに過ごせていますし、ごはんもよく食べています。お散歩はちょっぴり苦手で、車を見るとしっぽが下がってしまいますが、それでもみんなと一緒に歩けています。
ここで過ごす時間が、少しでも桜さんにとって安心できるものになりますように。私も精一杯サポートしていきます。一緒に、がんばろうね🌷









コメント