カナダにほんわか老犬ホームを❣
- ”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々

- 12月7日
- 読了時間: 3分
この夏、カナダから大切な友人が私の家を訪ねてくれました。彼女は、私が語学学校に通っていた頃、最初に担当してくれた先生。教師としても女性としても憧れの存在で、「もっと英語が話せたら、友達になれるのにな…」と密かに思っていた人です。
そんな彼女と、まさか本当に友達になれるなんて思ってもいませんでした。バンクーバーの街で偶然会うことが何度かあり、そして帰国直前には動物保護施設でまさかの再会。お互いびっくりして、そのままお茶をし、連絡先を交換しました。
そして今回、彼女にとって初めての日本旅行で、長野県安曇野市の私の家に数日滞在してくれることに。私の仕事場である老犬ホームも見学してもらいました。
そこで彼女は「ショッキングな光景だった」と私に言いました。カナダでは“老犬介護”という概念がほとんどなく、犬として生活できなくなったら“その時が来た”と判断して獣医で眠らせるのが一般的なのだそうです。
私は耳を疑いました。そして、自分の価値観が大きく揺らぎました。
確かに、寝たきりの生活、食べて寝るだけの毎日。走ったり遊んだり、お散歩してクンクンしたり…そんな「犬としての喜び」はありません。
でも、私は知っています。車いすでゆっくり歩けたとき。お庭で風や匂いを感じたとき。抱っこされて安心して目を細めるとき。仲間の犬たちに囲まれてリラックスしているとき。大好きなご飯を食べて満足そうにしているとき。
一つひとつの瞬間に、「気持ちいい」「心地いい」という表情が確かにあることを。
飼い主さんが面会に来てくれた日の、あの弾けるような喜びの顔。たとえ認知症が進んでいても、私は“ちゃんとわかっている”と感じています。
そんな穏やかで優しい時間を、「必要ない」と人間が勝手に決めてしまっていいのだろうか…。看取りを経験するたびに、“犬生を終えるときは自分で決めているんだ”と感じます。「もう十分生きたよ」と満足して、虹の橋を渡っていくように思えるのです。
彼女との対話をきっかけに、私は強く思いました。――この老犬ホームの現実と、老犬たちの生き方を、カナダの人たちにも知ってほしい。
その思いがふくらみ、本を出版し、いつか共感してくれた人たちと一緒にカナダに老犬ホームを作る――そんな大きな夢が生まれました。
その時に出会ったのが “JAPANESE DREAMS 2026” というイベントです。審査員には、ベストセラー作家の本田健さん、ヨシダソース創業者の吉田潤喜さん、そしてこんまりメソッドを世界に広げた川原拓海さん。日本のドリーマーを世界へ羽ばたかせてくれるという企画です。
思い切って応募したところ、202名の中から46名に選ばれ、第一次審査を通過。現在、第二次審査中です。
12月7日からYouTubeで3分間の紹介動画が公開されます。もし見ていただき、「いいね!」と思ってもらえたら、ぜひ応援の“いいね!”ボタンをお願いします (*^▽^*)









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