アメリカからやってきたヨシさん
- ”Dog’s” 看板犬 茶々と寧々
- 7月21日
- 読了時間: 2分
上越市からお預かりしているミックス犬ヨシさん、8歳。今回、1ヶ月半のロングステイです。きっかけは、2年前に当施設でお預かりしていた柴犬ティムさんの介護の様子を特集したYouTube番組をご覧になったことでした。その動画を見て、「ここなら安心して預けられる」と、わざわざ連絡をくださったのです。
飼い主さまは、仕事とご家族の関係で、これまでアメリカと日本を行き来する生活を続けてこられましたが、このたび、ついに日本への移住を決意。そして、ヨシさんも一緒に、飛行機でアメリカから海を越えてやってきました。
ですが、まだご家族がアメリカに残っているため、再び渡米される必要があり、その間ヨシさんを預けることになったそうです。
以前、動物病院に長期で預けた際、帰ってきたヨシさんの様子があまりよくなかったとのこと。今回は「できるだけ自然の中で、のびのび過ごせる場所を」と探しておられた中で、当施設を選んでくださったのは本当に光栄なことです。
元保護犬のヨシさん。アメリカでの生活、日本への旅、そして、以前預けた施設で誤って逃げ出してしまい、絶望しかけた10日後に、ボロボロになって戻ってきたという壮絶な経験もあるそうです。(私の記憶によると…(^_^;))
そんな背景を知っていると、彼の顔がどこか悟ったように見えるのも納得です。
お預かり初日、飼い主さまが車で去っていくのを、ヨシさんは追いかけることもなく、じっと静かに見送っていました。車が見えなくなるその瞬間まで、ずっと目を離さずに――その深いまなざしが印象的でした。すぐに、他のワンちゃんとも問題なく過ごし、芝生の感触を楽しんだり、日陰で外の景色を眺めたり…落ち着いた時間を過ごしています。
ここでの滞在が、ヨシさんにとって安心できる場所となりますように――。

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